PEOPLE文系出身のスキルが思わぬ場面でいかされる
インダストリアルビジネス事業本部
ネットワーク事業部 1部 2課緒方 翔
プライベートも大切にしながら、大規模プロジェクトでスキルアップを目指す
私は現在、インダストリアルビジネス事業本部に所属しており、これまでに2つのプロジェクトを経験してきました。1つ目のプロジェクトでは、デジタルカメラの操作に関わるユーザーインターフェースやそのカメラに搭載されている記憶装置を開発していました。現在担当しているプロジェクトでは、企業向けのデータベースサーバーやWEBサーバーなどの開発に関わり、私はサーバーに組込む外部記憶装置の開発チームに在籍しています。主な業務は、プログラムや機能ごとの動作を確認するテスト業務。テストと言っても、1つの機能で数十項目の動作を確認することもあり気が抜けません。華やかな業務ではありませんが、タスクをこつこつとこなしていく過程に、やりがいを感じることが多々あります。比較的大規模なプロジェクトということもあって、別の企業から海外のエンジニアも参加しており、働く環境としては、少し特殊と言えるかもしれません。私たちが参加しているのは5名体制のチームで、新規のメンバーに対するサポートも手厚いです。テレワーク中心で業務を進めているため、プライベートなことに時間を割く余裕もできています。社会的に定着しつつある、ワークライフバランスも確保できていると強く感じています。
英文の仕様書の解読に、文系出身の経歴がいかされた
現在のプロジェクトに配属された当初、思わぬ業務を任されることがありました。それは英文で記述されていた仕様書の解読です。なぜ、私に白羽の矢が立ったかというと、大学時代に語学を学んでいた経歴を買われてのことでした。プロジェクト参画前の面談で「英語力を発揮してもらう場面があるかもしれない」と、上長が仰っていたのは、このことだったのかと納得。そのときは2週間ほどの準備期間をもらい、仕様書と睨めっこの日々。チームメンバーは皆、英語が不得手だったので、私の解読だけが頼りでした。最終的に、海外のエンジニアなどを含めたプロジェクトメンバーの前で仕様を解説する報告会を開催することになり、とても緊張しましたが、滞りなく進めることができ、満足のゆく結果となりました。私の得意分野を理解した上で、仕事を任せてくれた上長に感謝しています。
予想外の展開で自身のスキルをいかす機会に恵まれましたが、入社当初は文系出身という経歴を引け目に感じていたことも事実です。大学でプログラミングを学んでいる同期に遅れを取るまいと、焦燥感に駆られていた時期もありました。しかし、いくら足掻いても文系出身という事実は変わりません。あとは、がむしゃらになって技術習得に打ち込むのみ。幸いなことに、当社には、新入社員研修をはじめとした充実した教育制度が整備されています。プログラミングスキルがほぼゼロの状態からでも、実践に通用し得る技術が身につきます。
資格取得に本腰を入れつつ、後輩の育成も意識
今モノにしたいのは、IT業界のトレンドを敏感に察知する「嗅覚」です。同じチームに在籍している先輩は、常にアンテナを張っていて、最新の技術やプラットフォームにも精通している方ばかり。そういった方々は、仕事においても優秀で憧れの存在。こればかりは、一朝一夕に養える感覚ではないと思うので、まずは着実にスキルを底上げしていきたいです。そろそろ資格取得に本腰を入れたいので、会社のEラーニングなどを利用して、資格取得にむけて積極的に取り組んでいきたいです。また、再び語学力が求められることも考え、英語学習にも力を入れ、次の機会に備えたいところです。
入社1年目は、物事を教わる立場にいたので完全に受け身の状態で、とにかく業務に慣れることに精一杯でした。それが2年目、3年目と経験を重ねるにつれて後輩を育成する側にまわることも増えてきました。OJTのトレーナーを任されたときは、新入社員にプログラミングやビジネス上の立ち振る舞いなどを教えました。習うと教えるとでは大きく違い、初心を取り戻した気分でした。ともに成長するような感覚があり、リーダー業務の面白さに触れることもできました。私が先輩たちの背中をみてここまで来たように、後輩たちに慕われるような人財を目指していきたいです。
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