医療機関向けの予約システムやWEB問診、CRMツール、デジタルサイネージなど各種SaaS提供を通じてかかりつけ医のDXを支援している株式会社レイヤード様。
同社向けに AWS サーバーレスシステムを開発し導入しました。
Before
- 予約システムが必要
- 開発初期に必要な機能が多い
- 短期間での開発が必要
After
- 約200の医療機関で導入
- スムーズな予約・診療連携
- 短期間での高品質開発
お話を伺った方
代表取締役社長 毛塚牧人 氏
新しい医療機関向け予約システムを検討
貴社の事業概要について教えてください
医療機関向けの予約システムやWEB問診、CRMツール、デジタルサイネージなどのプロダクトを複数展開しており、クリニック・病院外来の医療DXをトータルで支援しています。「医療をもっと、わかりやすく」をパーパスに掲げ、各プロダクトを通して医療者・生活者(患者)どちらにとっても良い医療の実現に貢献したいと考えています。
今回のプロジェクト導入の背景について教えてください
弊社では少人数のエンジニアで複数のプロダクトを開発・運用しています。医療機関向け予約システムについては、初期の開発すべき機能が多く、自社のエンジニアだけでは迅速な開発が難しいと判断し、アーキテクチャの設計から開発まで、自社エンジニアと共に伴走頂ける会社を探すこととなりました。
初期開発工数を抑え、スピーディーなリリースに対応
サーバーレスを導入しようと思われた理由をお聞かせください
AWSを中心に、特にサーバーレスアーキテクチャを採用することを弊社は大きな方針としています。データ量の増加や処理負荷の上昇によって、システムが重くなる可能性があるため、裏側のアーキテクチャは、スケーラビリティやパフォーマンスを確保し、これらの負荷に対応できる構成にする必要がありました。
当社をお選びいただいた理由をお聞かせください
サーバーレスアーキテクチャの設計および知見についての実績は高く評価しておりました。またCORE Framework(※)の活用および短納期でのリリース可能とのご提案を頂きました。
アーキテクチャをどうしていくべきかというのは、そこさえしっかりしていれば運用の時も安定性が保たれるので、そこをちゃんと見て欲しいということもあり、以前もサーバーレスアプリケーションの開発をお願いし実績もある貴社にお願いすることとなりました。
(※)CORE Frameworkは株式会社STOVEが提供する開発フレームワークです
稼働開始から1年で約200の医療機関で導入
導入後の効果を教えてください
予定通りに製品をリリースすることができました。リリース後、スムーズに弊社側での開発・運用に引き継ぐことができ、機能改善等を進めていくことができています。
また、販売開始から1年で約200軒の医療機関に導入していただくことができました。医療機関向けの予約システムとしては、高く評価していただいています。
医療DXによるかかりつけ医機能の推進を目指す
今後の展望がありましたら教えてください
レイヤードはクリニック・病院外来の医療DXをトータルで支援し、日本のプライマリ・ケア(かかりつけ医)の推進に貢献したいと考えています。そのために患者動線をDX化できるよう医療者と患者の接点に合わせたプロダクトを展開し、医療現場で利用してもらえるプロダクトづくりを目指していきます。弊社プロダクトを通じて医療者の業務を効率化し、持続可能な医療、そして誰もが納得して医療を受けられるような社会の実現に寄与できるよう努めてまいります。
今後の事業展開が楽しみです。貴重なご意見ありがとうございました。
社名 | 株式会社レイヤード |
URL | https://layered.inc |
業種 | クラウドサービス事業/プロフェッショナルサービス事業/メディア事業 |
※本記事内の数値や画像、役職などの情報はすべて取材時点のものです