サブスクリプションビジネスを始めようと考えているみなさん、サブスクビジネスに何を求めていますか?
「競合他社がサブスク始めたので」や「流行ってるから話題作りに」等、キッカケは様々あると思います。今後サブスクビジネスを推進するには、ポイントを押さえてメリット・デメリットを理解する必要があります。
この記事では、サブスクビジネスのメリット・デメリットについて解説します。
サブスクビジネスのポイントは「継続的な関係」
サブスクビジネスはモノの「所有」からコトの「利用」へと変化が進む市場や消費者に対して、「顧客との継続的な関係を構築すること」を重視して取り組むことをお勧めします。
サブスクは、顧客の「利用」に対する収益のため、「継続」して利用していただけるサービスを「提供し続ける」ことが重要です。
そのためには、顧客の声をサービスの改善に活用できる仕組みが必要不可欠になります。
サブスクビジネスのメリット
サブスクビジネスのメリットは以下の点が挙げられます。
- 定期的な収益
- 顧客の声の収集
- 効率的なメンテナンス
一つずつ解説します。
定期的な収益
サブスクビジネスは、定期的な収益を継続して見込むことができます。継続的な収益は経営を安定させ、持続可能なビジネスを実現させます。
顧客の声の収集
サブスクビジネスでは、実際に利用している顧客の「生の声」に耳を傾けることができるので、サービスの改善に役立つ情報を得やすい環境と言えます。
また、顧客の利用状況を踏まえた適切なアップセルやクロスセル提案は、成功率が高くなることが見込めるでしょう。
効率的なメンテナンス
製品が増えれば増える分メンテナンス対応も複雑化します。
サブスクでは所有権を自社で保持するため、製品を入れ替えることで、メンテナンス対象を減らすことも可能です。
サブスクビジネスのデメリット
サブスクビジネスのデメリットは以下の点が挙げられます。
- 初期投資
- 離脱リスクと改善コスト
- 価格競争と差別化
一つずつ解説します。
初期投資
利用に対する収入を得るサブスクビジネスを始めるためには、事業者側にはその準備としての初期投資が必要になります。サブスクビジネスの開始時は、「コストが先行」することとなり、財務的な課題が生じます。
離脱リスクと改善コスト
サービスの利用価値が乏しい場合、顧客が「離脱」するリスクがあります。売るのがゴールの製品販売とは異なり、「利用し続ける」ための改善対策が課題となります。
価格競争と差別化
当該サービスの市場がレッドオーションの場合、価格競争に陥るリスクが高く、収益への影響が懸念されます。自社サービスの独自性を訴求する差別化対策が課題です。