ビジネスの目的は?企業の目的は「顧客の創造」
ビジネスの目的とは、いったい何なのでしょうか?
マネジメントの著者であるP.F.ドラッカーによると、企業の目的は「顧客の創造」であり、市場をつくるのは企業であることが記されています。
【参考文献】マネジメント[上](P.F.ドラッカー著、上田惇生訳、ダイヤモンド社2008/12/11発行)
さらに、「顧客は誰か」との問いから、事業(ビジネス)は何か、顧客にとっての「価値」は何かと、マーケットインの考え方が示されています。
このことは、現在のビジネスにおいても「真理」なのではないでしょうか。
どんなビジネスにおいても、企業が存在し続けるためには「顧客の創造」が必要です。
顧客を中心に考えられたビジネスモデルである「サブスクビジネス」について、考えてみてはいかがでしょうか?
サブスクの本質は「顧客」との継続的な関係構築
○○放題という印象が強いサブスクビジネスですが、その本質は、「顧客との継続的な関係を構築すること」にあります。
顧客は、モノを所有したいのではなく、そのモノを利用して得られる「価値」を求めていることに着目したのが、サブスクビジネスのポイントです。
モノの所有から「利用」へのシフトや、売り切りから「期間契約」へのシフトがサブスクビジネスの表面的な見え方になりますが、期間契約になることで、顧客との「タッチポイント」を得ることが重要なポイントになります。
その顧客とのタッチポイントによって、顧客の声を聞いてのサービスのアップデートや、クロスセル/アップセルといったさらなるビジネス拡充を図ることができます。
顧客と一緒に持続的に成長するビジネス
ビジネスの持続的成長のためには、真のマーケットインビジネスの遂行が欠かせません。
ビジネスの答えは企業の「外」にあります。外とは市場であり、顧客の声であり、これは日々変化します。
その変化に追随するには、顧客の声を聞くことのできる「タッチポイント」が有効な手段になります。
このタッチポイントは、サブスクの本質を担う重要な手段であり、タッチポイントを活かしてサービスをアップグレードし、顧客の声に応え続けることが企業の使命と言えるでしょう。
ビジネスをサブスク化することによって、顧客のファン化、ロイヤルティ化を進め、顧客と一緒に持続的に成長する企業を目指していきませんか?