- SalesforceとSlackを連携させたい
- メンバー間のコミュニケーションはSlackで行いたい
- でもAppディレクトリに適切なSlackアプリがない
こんなお悩みありませんか?
当社でも社員間のみならず、お客様ともSlackでやり取りすることが増えました。となれば、コミュニケーションをSlackに集約するために既存のサービスと連携したくなります。
そこで、SalesforceのデータとSlackを連携するアプリを開発しました。
今回の記事を通して当社のSlackアプリ開発の取り組みをご紹介します。少しでも興味を持っていただけると大変嬉しいです!
※Slackは、Slack Technologies,Incの商標および登録商標です。
もくじ
なぜ「Salesforce × Slack データ連携」のアプリが必要か?
Salesforceではユーザーが関連するデータを参照できるように、オブジェクト(データを格納する箱)同士を関連づけます。
例えば、営業メンバーのデータと売上データをひもづけると、参照時に便利になりますね。
その反面、関連付けが増えて複雑になると「目当てのデータをすぐに探せない」という状況がよく発生します。売上実績データ・売上見込データ・顧客データ・発注データなど、情報が増えれば増えるほど欲しいデータを見つけるのに苦労します。
「関連が複雑なデータから必要な情報を素早く正確に取り出したい」
今回このようなお悩みのお客様からご要望をいただき、それを改善する手段としてSlackアプリを開発しました。
「Salesforce × Slack データ連携」アプリの概要
今回開発したSalesforce連携アプリのイメージはこちらです。
- Slackで検索対象ワードを含んだメッセージを投稿
- メッセージをもとにSalesforceで該当するデータを検索
- 検索結果をSlackに投稿
ユーザーはSalesforceのデータを意識することなく、Slackから欲しい情報を得ることができます。結果はSlackに投稿されるため、メンバー間の情報共有やコミュニケーションもシームレスとなります。
詳細はサービスページにまとめていますので、こちらからご確認ください。
「Salesforce × Slack データ連携」アプリの活用イメージ
オブジェクト間に複雑なリレーションが組まれている場合でも、そのデータ構造を意識することなくデータを取得・閲覧できます。
「今月・来月」「太郎・花子」「売上・商談数」など、Slackの投稿メッセージを条件としてSalesforceのデータを取得して投稿します。
投稿メッセージと応答例
PCI花子さんの今月の売り上げは?
→ 目標:500万円 実績:450万円
今月の成立商談数は?
→今月の成立商談数:10件
契約金額が最も高い取引先名:山田食品
Slackに投稿されたメッセージを元にチームメイトで称賛や労い・励ましのコミュニケーションが生まれたり、今後の方針・施策についてディスカッションされることが期待できます。
「Salesforce × Slack データ連携」アプリのメリット
普段使用しているサービスとSlackを連携することで、さまざまなメリットが生まれます。
- お客様との商談で必要な情報をすばやく検索することが可能
- チームメイトからのアドバイスをもらえる
- コミュニケーションがSlack内で完結しナレッジもたまる
今までのデータ検索や情報共有の手間がなくなり、業務のスピードアップ・品質の向上が期待ができます。
サービスページにより詳しく解説していますので、見ていただけると嬉しいです!
Salesforceの知見が必要で開発に苦戦
Salesforceデータ連携アプリの開発で苦戦したところが2点あります。
1つ目はオブジェクト同士の関連に基づいたデータを取得する部分の実装、2つ目はSalesforceユーザの認証フローの実装です。どちらもSalesforceの知見が必要でしたが、当社のSalesforce有識者に助けていただきながらアプリを完成させることができました。
これまでのSlackアプリ開発のなかでも特に苦労して開発した分、実際にアプリが動いた時の感動は格別でした!
まとめ
今回は当社で取り組んでいるSlackアプリ開発事業についてご紹介いたしました。
本記事ではSalesforce連携のみでしたが、Salesforceに限らずサードパーティ製サービスと連携させることも可能です。自社サービスとSlack連携を実現したい方、Slackアプリにご興味がある方はぜお問い合わせください。
これからも弊社の取り組みやSlackに関する発見など発信していくのでチェックしてくださいね。
また、Slack導入や運用でお悩みの方は、こちらよりお気軽にご相談ください。