近年、「サブスクリプション」という言葉を耳にする機会が増えました。
音楽や動画などの無形のサービスから、家具やお菓子などの有形のサービスまで、サブスクリプションビジネスに取り組む事業者は増加しています。
しかし、「サブスクリプションっていったい何?」と聞かれると中々答えづらいこともあるかと思います。
今回はサブスクリプションに関連する用語をご紹介します。
「そもそもサブスクリプションって?」
「リースやレンタルとは何が違うの?」
という方は、ぜひ読んでみてください。
サブスクリプション
サブスクリプションとは、製品やサービスを一定期間利用する契約を結び、定額や利用実績(従量制)で料金を支払う仕組みです。従量制は、利用したデータ量や時間に応じて料金を課す方式です。携帯電話のパケット通信料などがこれに当たります。
例えば、サブスクリプションの音楽配信サービスでは一定の利用料を支払うと、一定の期間音楽が聞き放題になります。
利用者のメリット
- 買い切りよりも安価で利用
- 不要になったら解約できる
事業者のメリット
- 定期的な支払いによる収益の安定
- 顧客との継続的な関係
このように商品を「所有」するのではなく、契約期間「利用」するビジネスモデルがサブスクリプションです。顧客が契約を終了すると当然利用料は支払われなくなります。そのため、顧客との継続的な関係構築がビジネスのポイントとなります。
リース
リースは、設備や製品を比較的長期の契約でリース会社から借り入れる仕組みです。比較的高価なものが対象になることが多く、例えば、コピー機や産業機械、重機などの長く使い続けるものが対象にされます。
また、ユーザーが指定した商品をリース会社が購入し、その後ユーザーに貸し出しを行うのも特徴の一つです。
途中解約ができなかったり、解約に違約金がかかったりする点が、いつでも解約できるサブスクリプションと異なります。
レンタル
レンタルは、特定の商品を比較的短期に貸借する仕組みです。
「レンタル」と聞けばCD・DVDのレンタルを思い浮かべる方が多いと思います。数日〜数週間の間お客様が見たいDVDを選んで貸し出し、期間が終了するとレンタル会社に商品が戻ります。
このように、レンタル会社が所持している商品の中から、ユーザーが必要とするモノを必要とする期間貸し出すビジネスがレンタルです。
モノを借りるのがレンタル、モノを利用するのがサブスクリプション。単発の貸借の場合はレンタル、長期的に繰り返し貸借を行う場合はサブスクリプションとのすみわけの傾向がみられます。
サブスクリプションエコノミー
サブスクリプションエコノミーとは、サブスクリプションを介して商品やサービスを提供する消費環境をさします。ちなみに、製品やサービスを購入するような従来の経済モデルを「プロダクトエコノミー」と呼びます。
利用者にとっては、モノを「所有」せずにサービスを「利用」するため、初期のコストが抑えられ、不要になった場合は解約することができ、身軽でいられる特徴があります。
事業者にとっては、顧客との継続的な関係を構築することがビジネスのポイントとなります。
まとめ
今回はサブスクリプションに関連する用語についてご紹介しました。
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