(動画提供:株式会社 ハンモック)
AnyForm OCRとは
業務で利用される様々な帳票に対するOCR処理を実現
従来OCRは固定帳票にしか対応できなかったため、活用できる帳票が限定されました。
AnyForm OCRは、自社で作成した固定帳票だけでなく、取引先システムから出力された様々なレイアウトの帳票にもご活用いただけます。
従来OCRに比べ、汎用性が高くデータ入力業務の生産性を向上させることができます。
AnyForm OCR複数の帳票設計方法
AnyForm OCRは「座標指定方式」「キーワード指定方式」「自律型OCR」の3つの帳票設計方法をご提供いたします。
– 座標指定方式 –
OCRを行いたい帳票イメージファイルに対してOCR項目を設定できます。OCR項目をマウスでドラックし、必要項目を選択するだけで簡単に作成できます。
(動画提供:株式会社 ハンモック)
– キーワード指定方式 –
OCRを行いたい帳票イメージファイルの中から、事前登録した検索キーワードを認識し必要な値を取得します。従来OCRの仕組みとは全く異なり、レイアウトに依存しないため、さまざまな帳票にご活用いただけます。
(動画提供:株式会社 ハンモック)
– 自律型OCR –
「キーワード指定方式」を進化させた新たな技術です。帳票種類ごとに、OCRに必要な項目や読み取り方法などの定義情報があらかじめプレインストールされているため、すぐにご利用いただけます。
ヘッダー項目
- 取引先名
- 電話番号
- FAX番号
明細項目
- 注文番号
- 商品コード
- 商品名
- 数量
- 単価
- 金額
- 希望納期
- 備考
高い認識率を実現する様々な機能
– 複数のOCRエンジン –
項目ごとにOCRエンジンを選択することで、文字認識精度を向上させることが可能になります。
活字(第1) 活字(第2) | 該当項目が活字の場合に指定 |
手書き | 該当項目が手書き文字の場合に指定 |
バーコード | 該当項目がバーコード(JAN8、JAN13、ITF、CODE39、CODE128、NW-7、QR)の場合に指定 |
手書き(AI) | EduLab 社の DEEP READ という AI OCR サービスを使い、OCR 処理(日本語の手書き対応) |
– 文字種指定 –
OCR対象項目が数字だけ、英数字だけなど特定の文字種で記載されることが決まっている場合、文字種(「漢字」「ひらがな」「カタカナ」「英字大文字」「英字小文字」「数字」等)を指定することが可能となっています。
– フォーマット指定 –
アルファベットはA、数字はNとして以下のような形式でフォーマットを指定することが可能となっています。
ANNN | 先頭1文字がアルファベット、その後3文字数字 |
ANNN-NNNN | 先頭1文字がアルファベット、その後3文字数字+“ハイフン”+ 4文字数字 |
ANNN|AANN | アルファベット1文字+数字3文字 または アルファベット2文字+数字2文字 |
– 認識支援辞書 –
事前に辞書データを登録することで、OCR時の認識支援辞書として使用可能です。辞書データに合わせてどの程度補正を行うかは「閾値」で設定することができます。
– 項目演算・検証設定 –
文字認識結果を使用して演算を行うことが可能です。また、演算結果と文字認識結果を使用して文字認識結果の検証も可能となります。
①明細行の「小計」の合計を計算
②計算結果を「合計」の値とする
文字認識結果
検証「=」 「≠」 「<」 「≦」
項目演算結果
AI OCRエンジン対応(オプション)
手書き日本語の認識精度強化として、AI OCRエンジンと連携が可能となっています。
- マスなしの連続手書き画像をディープラーニングで認識
- 従来手法とは異なるアプローチでの文字認識
- 従来手法は手書き文字をパーツに分けて、パーツごとに認識をかけたり、パーツを組み合わせた後に認識をかける方法
- DEEP READアプローチは、複数の文字を一括で読み取る方法
※本オプションをご利用の場合にはインターネット環境が必要です。
使いやすいUIのOCR結果確認機能
– ベリファイ機能 –
OCR対象の帳票イメージファイルとOCR結果を一画面で確認可能。
製品構成
– AnyForm OCR Desktop –
1台のクライアントPCで『サーバー/デザイナー/リーダー/ベリファイア』全ての処理を行うことが可能です。
– AnyForm OCR Enterprise –
複数台のクライアントPCでOCR結果の確認処理が行えます。必要に応じてモジュールを追加することが可能です。
参考価格
AnyFormOCR Desktop | 200万円~ |
他システムとの連携
AnyForm OCRとUiPathを連携することで、『メールや外部システムからPDFを自動収集してOCRへ流す』 や『文字認識した情報をWebシステム/基幹システム/Excelへ自動入力してメール送信』などが可能になり、入力業務を大幅に改善することができます。
– システム連携イメージ –
各種ご質問やお見積り、システム導入のご相談などを承ります
ぜひ、お気軽にご相談ください